経産省、コジマにリサイクル品の取扱いを改善するよう勧告

2つ問題があると思うんだけど、

  1. 正しいリサイクル方法が本当に汚染が少ない分解がされているのか、リユースに渡った方が良いのではないか?
  2. リサイクルシートが不正に使われるようなセキュリティホールが無いのか?

このうち、2つ目に付いて補足。リサイクルシールは本来は店側からお客に売られ、そのシートを貼る事で消費されるという建前になっています。不正は、リサイクルシートと輸送費にいくらかかると店側が提示し、その費用を受け取り、廃棄家電をリユースあるいは安価なリサイクル業者に引き取らせて差額を着服したという事になります。
もっとも、調べたらこんなに出てきたなんて事は普通に考えてあり得なく、もし管理会社にばれずにやっていたとすれば、それは個々の店の売り上げになる筈が無く、それこそ大問題で、逆に管理会社にバレてやっていたとすれば、それはもう管理会社の指示としか考えられないのだが、それは問題の本質じゃないから無視します。
一番の問題は、このような不正が行われるような運用になる法律を作った事にあります。だって、これタダのシールです。こんなもの誰でもコピー取れます。次に店頭ではこのシールを見せる必要性もありません。サンプルで1枚あれば、このシールを買っていただく必要があります。と説明すればよく、実際にこのシールが使われたかどうかお客さんに知らせる必要性もありません。またお客さんはこの確認を怠ったとしても全く問題がありません。つまり不正は必ず行われるというような運営方針です。
もう、無理があるような気がします。私は作った製品をメーカが処分するという方針は間違ってないと思います。処分する費用も込みで値段勝負出来ないようではメーカとしての自覚に欠ける。ただ、ルールが出来る前の製品に対して、このモデルは使用出来ないのではないでしょうか。
新たに製品を作るメーカは、製品にリサイクルシールを付けるだけではなく、自らの意志でシールが無くてもこの製品はメーカが無料で引き取ります。と製品自体に説明があればリユースされる場でもリユースされるし、妙な管理団体に上前取られる事もないし、ユーザが安いと思われる輸送方法で処理出来るから結果的にメーカは安く製品を提供できるのではないかと、私は思います。
まあ、リサイクルシールで先に金取られているから難しいのですが。