CR類と配線

私は半導体は選びますが、あまり抵抗やコンデンサーというものに無頓着です。
理由はいっぱいあるのですが、なぜ音に影響するのか要因がわからない。というのと、そもそも部品の癖が出るような使い方をしてはいけないという気持ちからです。
たとえば、音が流れる回路に直列に入れたコンデンサーは音に影響を与えやすい。これはコンデンサーのコイル成分や寄生要領や抵抗成分が周波数と共に現れやすい。
また、低インピーダンスすぎても、高インピーダンスすぎても配線や部品の癖が出やすい。
私が経験上良いと思うのはアンプ内部では3Kから15Kオームのインピーダンス。機器間の接続では400Ω以下の出力インピーダンスと、120Ω程度のコード、10KΩ以下の入力インピーダンスが経験的に良いような機がします。
もしかしたら、ビデオ信号のようにすべてを75Ωにしたほうがいいのかもしれない。
ここで、高いインピーダンスの問題はみんな知っていると思うので、低いインピーダンスの問題について簡単に説明すると、あまりに低いインピーダンスだと、大きな電流が回路のグランドや電源ラインを走り回り結果としてそれが、増幅系の信号のどこかに影響を与える事となる。
このため、大きく変化する電流を回路に流すのは得策じゃない。
電圧増幅回路と、電流増幅回路をわけるのは、このあたりのメリットがると思う。
もちろん、特性的に良い抵抗ってのもあるのかもしれない。あるいは良いコンデンサーも。人の耳が測定器よりも良いなどという事は私には信じられない。なので、今度は測定方法にも考えを入れたいと思う。
続いて、回路ブロックの分断の話。