PalmアプリのEasyCalc

このソフト本当に良く出来ています。まずはこのソフトどんなに素晴らしいか書きます。
私の説明より英語のマニュアルを読んだ方がいいかもしれません。
英語マニュアル: http://easycalc.sourceforge.net/manual/manual.html
日本語ポートサイト: http://homepage3.nifty.com/yoshimov/easycalc/

式をそのまま入れられる

画面上に式をそのまま入力し、[EXE]キーを押すまでは計算しません。つまり 1/(2*pi*100)などと入力して編集も出来るという事です。

科学単位を入力出来ます

例えば、100M / 256 = 390,625というようになります。u, n, p なども使えるのでとっても便利です。

単位表示にする事もできます。

例えば33,333を33.333kのような表示にする事もできます。

十分な関数がある

まあ、普通に使う分には困りません。

式編集バッファが多くかなり長い入力も表示できます

式が編集できる電卓としてもこの文字数は特出です。

欠点

モードが多すぎでどこにどのボタンがあるのかわからない。(下手にボタンを探すよりグラフィティでsqrとか入れた方が早い)
表示設定などをダイアログで行うが、いまいちどうなるのかわかりづらい。
デザインがださい。

総合的に言って

HEX電卓機能もあり、グラフ機能もあり、不足しているかなと思うのは時刻計算と分数表示、数式表示ぐらいなものでしょう。フリーであってソースもあってなかなか素晴らしい物です。

私の求めている電卓

  1. 入力式が見られて編集が出来ること:数値などを間違うことが多い私には60文字ぐらいは表示してほしいし、200文字ぐらいは入力したい
  2. 単位入力は欲しい: 出力もほしい。そして出力の時に 100n と出たときに表示の横に単位の選択があるといいなあ。
  3. 出来れば自分で関数を定義したい。共振回路、並列抵抗とか入れておきたい
  4. ヘキサ計算はほしい。binはhexがあれば覚えているからいらない
  5. IP計算が出来るといいなあ。192.168.1.129/29でmaskbit, start ip, end ipが出てくるといい。iPhoneのアプリにはあるが、それだけで1つのアプリていうほどなあ

というわけで電卓の旅です。

HiCalc現時点で700円

今の所一番使ってるのがこれです。WindowsCE用のHiCalcは以前見せてもらった事がありますが、かなり化け物です。
iPhone版は700円ですが多分将来値段が上がります。機能追加は無料だそうなので運が良ければ安く買えるという事になりますが・・・・
まず特筆すべきは画面の派手さ、次が式入力の美しさ。ただこの画面かなり狭いです。ちょっとした式を入れるだけで横スクロールしていきます。またボタンに付いている機能に無駄が多くかなり悲しいです。
このソフトが良い所はファイナンス関係が充実している事、unit変換が得意な事、数式表示がある事。またWindowCE版であった、Date/Time計算, グラフ, 行列, 式リゾルバー付くそうなのでかなり期待できます。
が・・・・編集バッファの使いにくさは直りそうにありません。
また、10E-3を入力するのも10exp(-3)と入力しなくてはなりません。不便でしかたありません。

i41CX+ PRN Calcurator 1700円, 900円(プリンタなし)

このソフトねえ。売っていいのかなあ。どう考えてもEmulatorだよなあ。サイトもドメインからしてヤバイし。
まあ、素晴らしい再現性です。本当に笑ってしまうぐらい。PRN電卓としては最高の出来ではないでしょうか。外部プログラムも動きますし、プリンターも動きます。HPの計測器で使われる液晶フォントがいい味出しています。良くは出来ているんですが・・何しろ1983年ぐらいの電卓ですから古風な味がします。慣れれば快適なのかもしれないけれど・・・あんまり慣れたくありません。

12C Lite230円

これもアンダーグラウンドな香りがします。ちょっと前まで無料でした。操作性共に本当に良く出来ています。
科学技術ならSCI-15C 2,300円というのもありますが、これだったらi41CX+の方がいいような気がします。

Equivalence 600円

単位変換ソフトから進化した電卓。操作性がよければ素晴らしいのだが。
このソフトは化け物ほどの単位変換をこなし、物理的計算であれば単位系まで含めて計算します。
例えば、
10KV/15mA=666666.666667Ω
もっと複雑な式でもかなり的確に単位系を出してきます。ただ、この単位を入れるのに一苦労です。
http://apogee-dev.com/equivalence/conversions ここに使える単位があります。これを
http://apogee-dev.com/equivalence/screenshots#/images/Landscape_SS2.png このUIから探すのです。死ねます。

結局使える電卓がありません

jailbreakしてpalmのソフトを使うという案もあるのだが、Clieの方は爪先で細かなボタンが押せますが、iPhoneの場合あんな小さなボタンは押せそうにありません。iPhoneにはiPhoneのUIがあるべきだと思います。
欲しいのは

大きな編集バッファ

文字は小さい方が良い。少なくとも70文字ぐらい見渡せる事。タッチすればキーボードをよけてでも全部出してくれること

フリップで切り替えられるキーボード

まずキーボードにボタンを沢山置けないのだから切り替えられるようにする

キーボードから名前で呼び出せる関数

最悪キーボードから探すの面倒な時はフルキーボードを呼び出してsin(と打った方が早い

単位変換が簡単に出来ること

そりゃAやVが出てくるとかっこいいけど、m,u,n,p,f,k,M,G,Tぐらいが使えればそれでよい。
単位付表示が出来ること

複素数が使えること

あれば便利

自分の好きなボタン配列にできること

使う機能なんて限られているんだから

追加:最近は42sを使っています (2009/7/29)

iPhone APP: 42sは600円ですがなかなか素晴らしいです。現在のバージョンはX:レジスタとY:レジスタに同じ値が出てしまうというバグがあります。

42sのエミュです

エミュですが、HPの電卓のコードを動かしているのではなくCで新規に作ったコードーのようです。
Free42からダウンロードできます。ソースコードもあるようです。

早いです

当たり前ながら早いです

表示も見やすいです

まあ見た目だから趣味にもよる

使いにくい所もあるなあ

まあやっぱり基本的に設計が古いからなあ。ただ最近はこれを使っています。