行き過ぎた科学番組

昨日だったかな、過剰に反応したような元エセ科学番組があった。記憶に頼って書いているので違うかもしれませんが。

番組自体の全体的な流れ:花粉症が近年問題になっているが、これには人間の生活環境の変化が問題の原因となっているのではないか?

花粉アレルギーの抗体の数が減る方法に、BCGの摂取が有効と考えられている。BCGに摂取により結核への抗体が出来ると、この抗体が花粉アレルギーとして反応する抗体の数を減らす。という説明をした後で、
ただ、これは、最先端科学のテーマであって、医学的に確証を得た医療方針でないことを付け加えさせていただきます。
と言ったり、

ウィルスや菌などから隔離された環境が花粉などの影響を受けやすくするという研究に対しては・・
だからといって、子供に劣悪な生活環境にしたほうがよい。というわけではない。と追加で言ったり。

まあ、始めに伝えたい事ありきという番組で、科学の本来持つ問題の特性・・つまり、他の要因と深くかかわり、実証していくしか本質に迫れないという問題。これに対応すれば番組として成立しない。というのを地でやっている番組をひさしぶりに見た気がする。
この番組見ながら・・・どだい無理があるんだよなあ。と感じました。ついでに、最後にデロップが出て、以前放送した番組で「番組制作にあたっては検証などを・・・・しましたが、”頭がよくなる”などの行き過ぎた表現があった事をお詫びします」という表示があった。
行き過ぎたというのは、オーバーな表現という事だろう。番組を見てないからわからないけれど、脳が活性化する程度の事を見て、頭が良くなるとでも説明したのだけど、こういうのはオーバな表現とは言わない。確証のない説明をしたというのが正しい。
まあ、全体的に言えば・・昨日見た番組は過剰に反応した科学番組という事で、行き過ぎた科学番組が出来てしまった。という事でAC?