テスターのおまけのHFE計

外から別のテスターで当たって、大体の想像図。実際にはR1/R2は共有し、ソケットの配線でNPN/PNPをサポートする。
考え方は単純、IBに10uA流して、IC or IE の電流を10Ωで電圧にする。ちなみに私ならR3/R4 は240Kにするなあ。
IC = 10μA * HFE, VR1 or VR2 = IC * 10, VR1 or VR2 = 10μA * HFE * 10となる。
R1,R2の電圧が 10μA * 10Ω = 100μA = 0.1mVなら HFE=1で HFEが100なら、10.0mVとなる。
回路見るとゾーとするけど、HFEが300程度でもVEが30mVほどしか上昇しない。この結果 NPN では2-3% Ibが減る。また、逆にNPNではIbもEに流れるために、hFE/1分 IE が増えて誤差になる(出てきた結果から1引いてやればよい)。そんなこんなで大体誤差が1%程度になるようだ。もっとも抵抗の精度もあるから当てにはならない。
また、IBに使っている電圧が低いので、TRのVbeに影響を受ける。PNPとNPNでペアを作る時にVbeが違う場合誤差になりやすい。
ただ2SA1015/2SC1815の場合はVbeに違いがほとんど無いんだよねえ。ちなみにVCCは3Vです。もうちょっとまともにしたい人は VCC を 6V程度にして、R3,R4の抵抗値を (VCC-0.65)/10uA で計算して作ってください。それにしても、どうやってソケットで切り替えなしでやっているか。今日わかった。やっぱりそうだよなあ。これしかないもんなああ。