素晴らしい技術が素晴らしい製品に結び付かない理由

これ自分の意見じゃないんだけど、感動しました。
原文は MSDN の中にあります。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/library/
から、次のツリーをたどってください。

[ユーザー インターェイス デザインおよび開発] ->
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______[コラム] ->
________[The Human Factor] ->
__________[なぜ良いデザインは悪いデザインから生まれるのか]

原文タイトル: The Human Factor
日本語訳要約:素晴らしい技術が素晴らしい製品に結び付かない理由

以下のが引用レベルなのかわかりませんが。すばらしいので紹介しておきます。

私たちはユーザーではない
私たちはこの業界に特有の考え方をします。大部分の時間を SAT の数学で 700 点以上を取るような人たちと過ごし、IPO やストック オプションに興味のある人たちが知り合いにいて、コンピュータを分解することに楽しみを感じる人たちと一緒に仕事をしています。そして、この業界の人たちが、他の人たちとは非常に異なっていることを忘れてしまいます。そのため、ユーザビリティ研究室やフォーカス グループに入ると、トワイライト ゾーンに紛れ込んでしまったかのように感じます。私たちを訪ねてくるユーザーが、ねじくれた進みの遅い世界からやって来た少数の変わり者のように見えるかもしれません。しかし実際は、比較にならないほどの少数派は私たちなのです。ユーザビリティ研究室を訪れる人たちのほうが多数派で、こうした人たちが私たちの製品を使い、給料を出してくれているのです。

あなたが作ったものを誰かが使っているのを観察すること。それが、目標が現実に合っているかどうかを確かめる唯一の方法です。たとえば、術前も術後も診察しない外科医に手術して欲しいでしょうか。事前の打ち合わせをせず、望み通りにしてくれるのかどうかわからない工務店に台所の模様替えを頼みたいでしょうか。良い職人であれば、物を作り始める前に、それがどのような状況で使われるか理解したいと思うものです。私たちには物を作り出す驚くべき力があります。そして、顧客に対して訴えかけるものではなく、作り手としての自分に訴えかけるものを作ってしまうという罠に陥りやすいのです。ユーザビリティ エンジニアリングやその他の形でのユーザーからのフィードバック以外には、自分の物の見方にどれほど偏りがあるかを知ることはできません。製品のライフサイクル全体を通じて、ユーザーと共に過ごす時間を費やし、何を誰のために作っているのかについて、何度も繰り返して、チームの認識を新たにしなければなりません。

Scott Berkun
Microsoft Corporation
2000 年 9 月 /10 月

すばらしいです。