汚名挽回

kakaku.comPlextor掲示板で、汚名挽回を指摘してもめている所があった。そもそも、「汚名返上」という言い方に私は疑問を感じるのですが。
例えば、汚名というのは、数人以上が下した悪い評価でしょう。で「返上」というのはその評価を受け取らない。という意味だろう。単純にそれをあわせたと考えると、「悪い評価を聞く耳持たない」という状況にしか見えない。
挽回には与えられた評価より良くしようという風に私は考えられる。ただ言葉というのはノリみたいなところがあって、喧嘩上等という言霊のようなものがある。「汚名挽回」では迫力が出ない。
もっとも、汚名を取り返すという読み方も出来るという説もある。
例えば、汚名返上は汚名挽回と置き換えが効くのかつまり、互換性があるのか?という話をしている。どうやら下位セット互換という事という話になっている。
私は人の評価なんてものは、実際に製品や行動を直してゆかない限り変化しないものと思っている。だから評価に文句をつけたり、製品の良い所を説明しても汚名返上は出来ないと思う。行動するには挽回しなくてはいけない。
(もっとも、一度付いた悪い評価というのは、なかなか取れないものではあるが)
ただ、そういう指摘を楽しむ人らがいるのも良く知っているので、汚名挽回なんて言わない。そもそも汚名という言葉が自分に非が無いと言っているようなものだ。普通の言葉を使えばいいじゃないか。「悪い評価が出ているが、問題を改善して見返してやろう」。汚名挽回も汚名返上も、状況に対する自分の心がないと感じるのは私だけだろうか。
とりあえず、私の大好きな誤用御用心サイトでもどうぞ。