HA400は表面実装のOP-AMPが使われています

私には改造が難しいとは思えないのですが、簡単なヒントを書いておきます。

  1. なるべくジャンク基板を使って練習すること
  2. OP-AMPはハンダで取ろうとしない
    1. まず、足を切る。きり方は 1 2 3 4とピンがあったら、1,4を先の細いニッパで切る。後は2,3を1ピンづつ切る
    2. 同じように5,6,7,8を切る
    3. それでも強力に接着剤でくっついているので、足が全部取れているか確認後、ラジオペンチで引っ張る(ドライバでこじ開けるのは禁止)
    4. ハンダコテの先にハンダの玉を作り、それをクリーナで落とす
    5. 外したOP-AMPの所の上でハンダの玉を小手先に溶かし込み、そのまま基板に玉を乗っけて、残った足をハンダの玉に引き込ませる
  3. チップ抵抗、チップコンデンサ
    1. 取りたいパーツの上で、コテ先にハンダの玉を作る
    2. そのまま取りたいパーツの全体に、ハンダの玉をのっける
    3. 1.5-2秒たったら、その小手先に基板に対して横方向に力を加えパーツをずらす
  4. 取ったあとの作業
    1. コテ先ににハンダの玉を作り、それをクリーナで落とす
    2. ハンダの玉を作って、基板の上をすべらすと、ハンダメッキが新しくなって、新しいハンダ付けがしやすくなる
    3. ハンダメッキが厚すぎる場合は、ハンダ取り線を使って薄くする

最近の製品は鉛フリーハンダが使われているので、PX-238(380℃固定)などを使うのが良いでしょう。温度設定が出来るなら、360℃ぐらいが良いと思う。345℃ぐらいが私の好みですが。
パーツについて。

  1. digikeyRSコンポーネンツで買うしかない。
  2. 値段が高いのと選択肢が少ないけれどシーアル
  3. 種類が少ないが安いので、練習用に 鈴商
  4. 熱に弱いけれど、松下のECP-U表面実装コンデンサはフィルムとしてはかなり小さく、こういう改造にはおすすめです。DIGIKEYぐらいしか扱ってない (ECP-U1C104) ただし非常に熱に弱い。下手にすると、すぐ豆腐みたいに柔らくなります。