キーワード中途半端を見ながら

現在の所、キーワード中途半端には大辞林の引用が載っています。引用が問題ないかという問題はさておき、私は大辞林の説明はうまくないと感じています。


(名・形動)[文]ナリ
物事が完成していないこと。また、徹底していないで、どっちつかずなさま。
「―な態度」

ちなみに、広辞苑では


物事の完成まで達していないこと、また、どっちつかずで徹底しないさま。「―な態度」「―で放り出す」
この場合は説明の日本語が変なだけで、定義としては正解なのかな。「どっちつかず」は、「いずれとも定まらずあいまいな事」と定義されているから。逆に言うと、ある用途にある製品が使えない場合には、この中途半端という言葉を使うのは正しくないという事だな。注意しよっと。
ところで、広辞苑の説明の用例は、順序を入れ替えた方が、説明と用例があっていて良いと思うのだが。。
また、大辞林の内容が変なのはは広辞苑の説明をコピーしたくなくて、上のような表記にしたのかもしれない。キーワード「バッファ」の所でIT用語の記載がコピーされて削除依頼が来たらしいが、言葉の意味が1つという真実に近い説明があるとしたら(例えばこの中途半端は近いかもしれない)著作権問題を回避するために、下手な装飾を付けるしかなくなるのだろうか。
それは、まるで、
"012345678ABCDEF"[val] とか、(val - '0') というような物に著作権を認めるような物ではないだろうか。
大辞林の読みにくさに不満を感じる根源がこんな所にあったら嫌だな。