R8C どうしようかなあ

E8 はとりあえずパスするとして、そうすると、多分次世代にならないと私は触らないだろうなあ。
というわけで、要望というか、単に欲しい物ねだり。

R8C の良いところ

  1. 価格の割にメモリーが豊富
  2. 価格の割にタイマーなどが豊富だ
  3. 価格の割によいデバッガーツールがある
  4. 価格の割にピン数が多い
  5. CR発振の精度が良い
  6. キーボードから割り込みかけるのに便利なチャタリングフィルター

あ、全部価格だなあ。ひるがえって MSP430を使っていて R8Cに無い所

  1. CR発振の定数をソフトで設定出来る
  2. クロックを止めて起動するのが高速なので低電流アプリに良い
  3. ピン数が多い
  4. 2系統のXTALが使える
  5. 命令コードが良い

そして、MSP430の欠点

  1. 高い
  2. JTAG なのに情報がない
  3. JTAG なのにディジーチェン出来ない
  4. 小ピンではJTAGが邪魔
  5. RAMが少ない
  6. CR発振の精度不足

また、どちらのCPUも、デバッガーをサードパーティが作る為の情報が無いというのがあります。勿論 NDA 契約を行えば情報は出してもらえるのかもしれない。しかし GPL のプログラムを作るわけにはいかないだろう。

私は思うのだけど、MSP430にしても R8C にしてもデバッガーが作れるほどの情報を公開するとプログラムセキリティが守れない構造になっているんじゃないだろうか。と思っています。
R8C のメモリプロテクトはどう見ても怪しいし、MSP430にいたっては、JTAGでなんでも覗けそうな気がします。このあたりをうまく切り抜けて新しいバージョンでは、ユーザーがデバッガーを作る為に

  1. 高速に
  2. 情報公開が出来て(プロテクトされたプロダクトの保護が確保出来る事)
  3. 簡単に実現出来て
  4. 安全にデバッグが出来て
  5. 少ないピン数でデバッグが出来て
  6. 出来れば、その方法が標準化出来れば良いと思います

さて、次に要望ですが、さすがに R8C の命令セットを MSP みたいな面白い命令セットにしてほしいとは言いませんが、要望があるとすれば。。

  1. シリアルポートからのデバッグを簡単にする為のステートマシンなどで作ったデバッグインターフェースをCPU外部に付けて、デバッガーのCPUに対する影響を減らす
  2. H/W ブレークポイントを増やす。メモリーR/Wなど
  3. GUI を用いた I/O 設定ウィザード
  4. 試作用に1品種でもいいから RSコンポネンツやDIGI-KEYで売ってもらいたい
  5. 開発環境は10万以下にしてほしいなああ。例えば、ライブラリーソースだとは、リアルタイムモニターとか、デバッガー別売りとかでもいいから。
  6. 勿論 E8のような廉価版もほしい。というよりシリアルポートデバッグをする時期じゃないと思う
  7. なるべくなら USB より PCI で開発環境作ってほしいなあ。出来れば1ピンデバッグができて、パソコンからアイソレート出来る事。でもノートで使うために PCMCIAが欲しいというのも考えられるなあ。USBでも安定していればいいんだけど
  8. 前にも書きましたが、R8CのコアをXilinxなどのメーカに出して、チップボンディングで入れたFPGAなどを作ってもらいたい。そうすれば、IOPINが足りねえぜ、とか、FPGAに繋ぐのが面倒だぜ、とか、メモリーつなぐの面倒という問題は解消する。ついでにFPGAが起きてないのにメインのCPUが先に起きるな問題も解消する。ついでにJTAGからR8Cデバッグできるしねえ。
  9. これからのCPUは非接触デバッグ・プログラミングが出来るてのはどうだろう。電源を与えて外部から静電結合とか磁気結合とかでデバッガーとかと通信する。

まだ書き足りない気がするけど、今日は寝ます。