トランジスタ技術SPECAL

解説につっこみどころ満載

現在では,ディジタル回路といえどもGHzで動作させる時代です.そのため,昔のように蛇の目基板に部品をならべてはんだ付けしたような試作基板ではまったく動作しません.すなわち,電子回路を苦労して設計してもプリント基板を作成しなければ回路が動作するかどうか試すこともできないのです.

ほう、この本では GHz 台のトランジェントを考慮した説明がされるのか?あんまり目次を見る分にはなさそうな気がするんだけど。

したがって,プリント基板を作成することは電子技術者にとって大変重要なことなのですが,意外と回路設計者の立場に立ったプリント基板の作成に関する解説書は見当たりません.

なんで、そう繋がるんだ。試作基板を設計するのは回路設計者の仕事では無いだろう。回路や付属ドキュメントを読んで、回路設計者以上に回路動作知って基板設計すべきでしょう。

それは,プリント基板の設計や製作は,業者まかせにする傾向が強いからだと思います.

業者まかせにするよりも、自分で基板設計したほうが結果的に早いケースも多いと思う。だからこういう本は必要だし、回路設計者に基板CADを持たせるのはコスト意識として正しいと思う。
だけども、まかせた方が良いようなものあるだろう。

しかし,最近になってPCBCADが低価格で入手できるようになり,回路設計者みずから基板の設計ができるようになってきました.

まあ、ここは同意する。自分で基板を作る事で、いちいち指定する必要もないし、基板パターンを考えたパーツの選び方も出来るだろう。

本書は,回路設計者がプリント基板を設計することのメリットを紹介し,具体的にどのようにPCBCADを使ったらよいか,どのように考えてプリント基板を設計すればよいかをわかりやすく解説しました.さらに,最近の大規模LSIを実装するためのノウハウや高速ディジタル回路,高周波回路,パワー回路におけるプリント基板の作成法について詳しく解説しました.

前置きは、散々だけど、ここは感動した。本当にそんなことまで乗っているんだなあ。

俺なんか、オーディオ機器のアースと電源ラインと、オーディオシグナルの取り回しで悩んでいるんだけど。これさえ読めば完璧なんだろうなあ。

好評発売中 2310円だなあ。今日買いに行くぞ!